平成二十九年 十月 地方公演

神奈川県立青少年センターへ向かう心臓破りの坂毎回辛い。横浜能楽堂行く時も同じ道で辛い。伝統芸能への愛を試されてるよねこれ。

 

昼夜心中ものでしたが桂川はエネルギー大放出「心中するぜ!ヒーッハッ!」ってな感じで(お半ちゃんだけ)、道行の場面も「これから青姦ですかお盛んですな^ ^」と勘違いしそうなんだけど、曽根崎の方は「両親には感謝しかない(;ω;)ううっ」って運命仕方なしの心中で見比べ意外と楽しかったです。

 

昼の部

解説

昼の部の解説担当は亘太夫さん。演者、スタッフ&お客様全てに感謝のUSAスタイルのご挨拶で〆る。

桂川連理柵

六角堂の段

・清馗さん隣に座るお兄さんより10才以上年上に見えるよ…。

帯屋の段

・呂勢さんのチャリ場、横浜の人はめっちゃ笑ってたよ!

人間国宝の三味線弾きを贅沢に使い過ぎじゃね?

・呂勢さんセレクトの肩衣が若々しい柄すぎて清治さんにはちと辛い。

・後半の呂さんの時にまたスヤッとスイッチがONになってしまい隣のおじいさんが見づらかった模様。ごめんね。でもあのおじいちゃんの声が小さいのが悪いんだよ。

・儀兵衛の動きが萩の祐仙そのものだったんだけど、両方とも足遣ってるの勘介さんじゃね?(推測)

・幸助さんの儀兵衛と清五郎さんの長吉、案外ハマり役。

・横浜の客層が好きなんだけど、チャリ場でみんな素直にキャッキャ笑ってて今年も好感。

道行朧の桂川

・咲甫さんと芳穂さんどちらも美声で相性がいい。

・配役見たときは咲甫さんと芳穂さん逆の方が良くない?と思ったけど思いの外しっくりきてた。

・藤蔵さんのハイカロリー三味線がこの曲と場面に合ってる。

・ワイ最近藤蔵さんの唸りに合わせて息を止める癖がついてしまった模様で苦しい。

 

夜の部

解説

希先生の解説、今回すごいわかりやすかった。俺も観客も「へぇー」と声出して納得してた。

文楽が誕生したのは生類憐みの令が発令された頃と一緒とか、曽根崎心中が初演されたのは松尾芭蕉奥の細道発表したのと同時期とか(調べたら両方とも1年違いだった)、腑に落ちる解説でめっちゃ良かった。希先生頭良さそうだもんな…。でも希先生の一番好きなところは解説中一人一人の顔を確認するかのように丁寧に観客を見回してお話しするところですよ大好き。

曽根崎心中

生玉社前の段

・文字久さんやっぱいい声してるわ。

・この段のお初見てると普段は普通の19才の女の子なんだよな…とこの子の運命に悲しくなる。多分ここが勘十郎さんの上手さだと思う。

・普段より照明にとろみかあって、場面にエロさがあった。 

天満屋の段

・津駒さんの語り、九平次にがっつりハマり過ぎて他の人物がイマイチに感じてしまう。

・團七さんの三味線のたわみ、わかる人にはわかるんだろうけど私には全然わからない。早く理解できるように今後も修業積みます頑張る。

文楽友だちと話すんだけど、天満屋の段の舞台と衣装と照明諸々最高ですよね。

天神森の段

・床が予想以上に弱く、全部勘十郎さんと清十郎さんが持っていった。

・悪くはないんだよ…弱いんだよ…メンツいいのに。

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横浜のFB&インスタ映えコーナー、昼は勘次郎さん&勘昇さん、夜は簑紫郎さん&勘介さんー。

今回からお園ちゃん→深雪ちゃん、NEWアイテム座布団、東日本大震災の募金箱の撤去とか色々リニューアル。

しょうがないけど、勘次郎さんと簑紫郎さんではお写真撮る時の動きも全然違ってて感心した。(この写真でもわかるけど肩と首と手と腰の角度な)夜の部のお客さんラッキー。

簑紫郎さんが巡業のメンバーなのに主遣いじゃないとかこれも贅沢じゃね?

 

ビール飲みながらこのブログをtypeしてるんだけど隣の席に技芸員さんが偶然やってきてツラミ。

 

2017/10/08(日) 神奈川県立青少年センターホール