平成29年度1月 民俗芸能公演 淡路人形芝居

とちりの良席がたまたま戻ってたのでgoした淡路人形芝居。たまたま取りづらいチケットが手に入った時ってロマンスの神様がこの芸能と出会いなさいって言ってくれてる証なのです。最高裁でした。感動しかなかった。

文楽ファンとしては是非見に行かなければと思ってた淡路人形座。だが淡路の館は無免許マンにかなりハードルが高くてね…。

そして文楽を歌舞伎に例えるなら淡路人形芝居はスパ銭で見る大衆演劇程度のものだと思ってました。本当に過去の自分をしばき倒したい!マウントポジションからタコ殴りのフルボッコしたい!ほんと最低!

文楽座の人形浄瑠璃よりも見せ場をしっか作って観客を喜ばせる工夫がしてあって演出にも好感しかない。それの点ではこちらの方が歌舞伎っぽいのかも。高慢(であることに気づいてない)が今の文楽座(というか国立文楽劇場と一部の偉い技芸員)の最たる問題だなーと改めて思う。

淡路島という土地で普段は観光客に向けて興行を打ってるのかなと思うのですが、舞台芸能としてクオリティが驚くほど高く、土地に根付きながらどうやればこのレベルに高められそして維持できてるんだろう。謎が多すぎて絶対に淡路人形座にいって色々確認したい!客層とか普段の淡路島の人の生活とか淡路島の文化的歴史とか総合して謎を解きたい!待ってろ淡路の海鮮料理!待ってろあわぢびーる!

そして

文楽と淡路人形芝居で感じた差

※ちゃんとした人が書いた違いはこちら

http://www.awajiningyo-support.or.jp/museum/qa.html

・太夫に女性も男性もいる…どちらかでないってとても面白い。ただ女性と男性並んで同時に語る場面は耳にちょっと馴染まずキツかった。

・盆を回さない…見台も座布団も変えず。太夫さんがたっぷり語った後歩い帰るのは痺れてないかとdokidoki。

・終演の挨拶時に尻引を外す…これなんででしょうね。礼儀的な意味?

・首のサイズが大きい…大きさって思ったよりも大事な要素だった。人間みがより強くなる。あと頭を振った時の髪の毛の動き重量感も人間により近くて色っぽかった。

・ツメ人形の演者のレベルの高さ…劇団の人数が少ないから、そこそこなお役でもツメ人形で演じる。だからツメ人形が異常にいい芝居しやがる。

・小幕の紋…竹本でも豊竹でもないよ!うめだ文楽とか三谷文楽でも違ってたけど国立劇場で違う紋見るとテンションあがる。

などなどなどなど。

淡路人形芝居素敵すぎて関西住みだったら週末は文楽劇場と淡路人形座にしか行かない人生だったろうな…よかった、東京住みで…。

 

以下便所の落書き垂れ流し


賤ヶ嶽七本槍
清光尼庵室の段

・女義&三味線の方の美麗さにうっとり。衣装も素敵だわ全員美人だわ。厳しい書類選考があるのか若しくは舞台に立つと途端に美しくなるのかどっちかだな!

・口の太夫 友里希さん、うーん…語ってる半分唄ってる半分って感じ。声も小さかった。これからの人。

・続いての友和嘉さんが良かったんだよねー。途中から女性であることすっかり忘れた。舞台に集中させる力のある太夫。三味線の友吉さんも若いのに團七師匠を思わせる貫禄たっぷりさがあったんだけどなんで。

・最後は男性太夫 友庄さんと三味線は友勇さん。友庄さんの語り初めて聴きましたが(千歳+呂勢+靖)/3みたいな語りで大変良かった。友勇さんも太夫と必要以上にベタつかない都会的な三味線だなーと。

・とにかく床が良かった!席やロビーで聞こえた「淡路の義太夫いいわー。これ隠しとかないと文楽座やばいから国立劇場に滅多に呼ばないんじゃ…」って多くの感想。私も禿同。

・嶋門下っぽい語りだなと思ってたら太夫は駒之助師匠が指導なさってるというtwitter情報が。ということはそうか、若太夫の流れということか…納得。

・カエル、かわいいよ、カエル。

・人形の仕様やらカラクリやらが違うから文楽座と比較するには私の見る目がまだまだ養われてない。のでもっと回数見てから人形遣いさんには言及したい所存。

文楽座の人形たちより顔がテカってる。

・馬のクオリティは文楽座が唯一勝てた点でした!おめでとう小道具(?)さん!

・いつもは床下ismyhometownですが戻りチケだったため下手側座ってたら下手側通路で人形たちが芝居してくれたよ!目の前で戦う勝久さま!楽しかったー!


真柴久吉帰国行列の段

・その名の通りの行列っぷり。

・今回の芝居、人数の都合で淡路の地元Jkたちも参加してるとのことですがそれだけあって素晴らしい行列でした。

・お猿かわいい!

・メリヤスだけって演出とても効いていた。良かった。

 

休憩時間に駒之助師匠がロビーにいるーーーー!ふぁぁーーーー!駒之助師匠はいつも装いがオシャレでときめく。

 

七勇士勢揃の段

・コレがまた七勇士x(3+1馬要員)+真柴久吉(3+1)と人形自身の大きさも相まって壮大さしかない。

・去年の仮名手本忠臣蔵の最後の段も同じくらいの人数が携わってるのにね…。

・真柴久吉のお馬さんがlooks like マキバオー

・渋袋に斬った首をBoA並みにタイトにねじ込む正清マジデキる男。

・正清さん、人間の首は七夕の笹飾りでもなければクリスマスのオーナメントでもありません。

・俺の大好物、奥行き表現がたまらん!可愛すぎる!

 

今回の芝居、人形の拵えだのなんだの相当な時間とお金と手間がかかってるとても贅沢な芝居でした。労力がかかることを承知で言います

「また国立劇場でやってください!」

 

f:id:idontneedlovesongs:20170122220045j:imageいい舞台だったときはマーチャンダイズをアホほど買ってお金を落とすようにしています。写真はそのうちのひとつのお鶴ちゃんせんべい。15枚1,000円。(お鶴ちゃんはこの後スタッフで美味しくいただきました)

 

2017.1.22(日) 国立劇場 小劇場 

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