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12月文楽公演所感

みんな大好き仮名手本忠臣蔵

チケット譲っていただいてまさかの初っぱなから通し鑑賞。やってみたら通し余裕でした。ただしトイレのタイミングは計画的にね。

11時間篭ってみて七段目と九段目がよかったなー。よって第二部の勝利。まぁでもみんな言うけど忠臣蔵いい本なので第一部も面白くて楽しく観れました。四段目もさすがの通さん場の緊張感だったし。

仮名手本忠臣蔵文楽だと他の芝居に比べて無音の時間が非常に多かった。そうかと思えば長唄が他の芝居より多めに入ってるわ胡弓尺八もあったり耳に刺激の多い芝居で耳を飽きさせない芝居だったのが意外でよかった。

山科閑居の段は前後でぶった切るという行為に疑問だったけど前後で毛色の変わる話なので思いのほか違和感なかった。

そしてもう一つの「どうなのよそれ」一力茶屋の段で由良助が変わるという…これは本当にないわー、なかったわー。

んで今月の一番の問題はこの無理あるタイムテーブルね。技芸員とスタッフの安全を蔑ろにしてませんかね。昔からこういうスタイルで上演してきたのかもしれないけど伝統を継承するために変えちゃいけないこと変えるべきことがあるのでは。

今回の歌舞伎と文楽の同時上演で思ったのは歌舞伎の方が娯楽として俄然楽しみやすいし解りやすいなと改めて思いました。文楽はこちらの補完力がどうしても必要なのでやっぱり友だちを気軽に誘うにはちょっと難しいな…。

 

以下便所の落書き垂れ流し

 

第一部

大序

鶴が岡兜改めの段

・長い一日の幕開けの小住太夫さんの語りが張りがあってよった!

・9月の堀川御所の段の御簾内と同じ3人。この時はドイヒーだったけど今月はよかったよ。たぶん咲寿さんの調子に他の二人が巻き込まれなければいいんだな。

・咲寿さんと亘さんは聴くたび良くなってるので頑張ってほしみ。

・三味線は錦吾さんが太くていい音出してた。好感。

・ちな三味線は清允、錦吾、燕二郎、清公さんの順でした。

・歌舞伎では3個目の兜がそれでしたが文楽は6個目。

・直義の人形がなかなかひどかった。動きそんなにないのにどうしてひどいんだ。

・出遣いにて相勤め申さないとやっぱ人形に集中できる。いい。

・「早えわ」の突然み。

 恋歌の段

・師直=始、顔世=南都、若狭之助=希の語りが其々のキャラにかっちりハマってとてもいい。

・いつも無表情の龍爾さんがキメ顔で弾いてる。

・ 若狭之助の師直このヤロー感が薄くない?歌舞伎のほうが師直と若狭之助の絡みがねっちっこかったけどその分後の展開に共感できた。

二段目

桃井館本蔵松切の段

・睦さんって音域の狭さがほんと課題だよな…聞いててこっちが苦しくなる。

・錦糸さんが最近若手養成ギブスの役割に徹してるからこういうところで弾くと前後で三味線弾くかたが比較されちゃってかわいそう。

・睦さん10日は4日より良くなってた。けど良くなってこれか…。

・歌舞伎ではかなりのときめきポイントであった小浪を冷たくあしらう力弥の場面がないっ!ショック。

・本蔵が本の字の紋、平右衛門が平の字の紋、和生さんが和の字の紋とかのわががっぷりが大好きです。

三段目

下馬先進物の段

・清公さんいい意味で歳をとってきた気がする。一瞬師匠に似ている場面があった。手数が多い場面上手いな。

・玉志さんが急な代演でも鷺坂伴内きっちりこなしてるできる男。鷺坂伴内って物語の中で観客にとってくすりとさせてくれる唯一のキャラなので結構重要ありがたい。

・文司さん復活。文司さんの鷺坂伴内のほうが三枚目かも。玉志さんお疲れさまでした。ご自愛を。

腰元おかる文使いの段

 ・ソロ活三輪さんお久しぶり!嬉しい!もっと聴きたかった!

・ 勘平あんなキュロットスカートみたいな衣装なのね、文楽

文楽はじめ古典の下ネタの表現って年寄り臭くて大嫌い。

殿中刃傷の段

・津駒&玉也の組み合わせってっほんと最高でしかないと思うのよね、あたい。

・師直の謝ってんだけど全然謝ってねーーーー!!!!感が最高に表現されてました。「YOU斬っちゃいなYO!」って全観客の心の中のジャニーさんが若狭之助に言ってたはず。

・歌舞伎は斬りかかる塩谷判官を本蔵が真っ先に止めに行くのに、文楽の本蔵は周りが止めてるところに遅れてやってくるんだけどなにその川口浩探検隊スタイル…後の本蔵の死にたさへの共感が薄れる。

裏門の段

文楽と歌舞伎を比較していく中で、芳穂さんの語りって歌舞伎の竹本っぽいんだなという発見がありました。

・忠心にあふれる文楽クラスタは「鷺坂伴内、家来引きつれ駆け出で「やぁやぁ勘平~」」と言われると希太夫先生の教えを実行したくなるのね。

・「そうそう」の突然み。

四段目

花籠の段

・25分休憩のトイレ戦争に負けた計画性のないBBAたちが遅れて入ってきて呂勢&宗助の語りの邪魔をするのが本当に許せない件。計画性のない国立劇場とBBA滅びろ。

・「浮世なれ~」から切場らしいぜ?台無しだろ?

・郷右衛門と九太夫の対立を玉輝さんと勘壽さんで観れたのなんか萌えた…。

塩谷判官切腹の段

・咲燕三の裃と見台とのコーディネートがやばすきた。盆が廻ってふぉ~~~~~~てなった。

・3回目は床下で鑑賞したんだけど燕三さんかっこよすぎでした。三味線って床下だとかっこよさが5倍。

・歌舞伎ではもちろんの見せ場ですが、通さん場としての緊張感は文楽でも同様で空調の音しか聞こえない状況。

・この段で玉男さんに拍手する「簔助和生勘十郎玉男が出てきたら拍手しないと死んじゃう」低能ども。お前らが自害しろ。ついでに二段目で和生勘十郎に拍手した出遣いじゃないと贔屓の役者が出てきても気づかない低能も自分の低能さを憂いて自害しろ。(4日だけだよ拍手起きなかったの)

切腹した後の判官の亡骸が畳まれた旅館のオフトゥンにしか見えない俺も自害すべき?

・通さん場でも堂々とスヤる玉佳。LOVE。

・城を去るツメ人形たちに感動。

城明渡しの段

・「城明渡しの段」って字幕のタイミングが「ヒメアノ~ル」と同じ効かせ方ですよいいいですね。

・亘さんいい声出てたよ。

五段目

山崎街道出合いの段

・小住寛太郎の相性のよさ。今月の小住さんいいですね。

・寛太郎さんの三味線はもっともののふ感あふれる場面で聴きたい。戦う三味線。いいね。

・ぶっちゃけ錦秋公演の小住さんの出来は殺意を覚えるレベルってのが文楽仲間の共通の意見だったのでこれからは気を緩めず頑張ってください。客は演者が気を抜くとすぐわかるんだよ。

二つ玉の段

・靖太夫さんはいいのが当たり前すぎて、この程度だと満たされません。

・清丈さんの三味線って洋楽的な「リズム」を感じる。これかいいことなのか悪いことなのかは知らんが。

・与市兵衛と定九郎、どちらも話しすぎ。なんだこの本。この場面に関しては澤瀉屋さんで観たのが圧倒的に良かったな…。とりあえず文楽最悪。

・定九郎をやった簔紫郎さんもイマイチ。動きがフニャってて型がきれいに決まってない。もう諦めて女形に徹すればいいのに…。玉勢さんにやってほしかったな定九郎。

・右手の動きはフニャってったのに舞台袖に引っ込むときはイノシシよりもスビード出てたよ簔紫郎さん。(咲やこの花賞受賞おめでとうございます)

六段目

身売りの段

・一輔さんが遣うと女子たちに処女性が出てくる。まぁそこが大好きなんだけど、簑助師匠のおかるのとギャップがすごくてね。

早野勘平腹切の段

・英さんがんばってたよ。襲名の圧のせい?

・英さん第二週目は全然あかん。こいつ初日と楽日のあたりだけ頑張るよね。

・團七師匠の三味線の音ってたゆみがものすごいんだけどあれは正解なの?

・床の二人の座布団がガチャピン&ムック色。

 

第二部

祇園一力茶屋の段

・由良之助が途中で変わるの予想より違和感凄い。二度とやってほしくない演出。

 ・小住&亘の仲居の声がブサイクすぎて笑える。

・咲&咲甫のカラミは師弟萌え大大大好物マンとしては満足でしかありませんでした本当にありがとうございました。

・呂勢&咲甫が並んで競演するのも将来を担う二人のライバル萌え大大大好物マンとしては満足でしかありませんでした本当にありがとうございました。

・咲甫さんの裃と座布団、勘十郎さんの袴と平右衛門の着物の柄がお揃いなのはお揃いコーデ大大大(以下同文)

・咲寿さんのわがが裃に関しては周りの大人たち誰か注意してあげなかったの?

・咲寿さん日に日に良くなっててわがが裃も許せてきた。

・三味線が清治さんになった途端に舞台の全てが清治さんに掌握されてる感。緊張する。

雀右衛門さんの遊女おかるは「妹」だったんだけど、呂勢さんと簔助さんの遊女おかるは「女」だったね。平右衛門の動機を考えると「妹」を演じるのが正解な気もするけど。

・由良助の首「孔明」だと茶屋で遊んでる場面がどうにも遊んでるように見えないんだけどなー。

・そんなに蛸食べたくなかったの…。

道行旅路の嫁入り

・人形で踊るって観てる以上に大変なんだろうな…和生さんが小さい声で指示をいろいろしている。

文楽ver.は二人同じ振り付け多いのね。

・勘彌さんの動きって悪くはないんだけど何かが足りない。

雪転しの段

・雪玉モフモフ!

山科閑居の段

・千歳富助、文字久藤蔵、どちらも大満足語りでした。だからこそ一段まるまる語ってほしかったというのは強欲すぎますか。

・千歳さん千秋楽まできちんと声のコンディションキープできてた。ので次はまるっと。なっ!なっ!

・床本をパッとめくる文字久さんに「やだ…イケメソ…」とか思っちゃった。末期症状かも。

・人形はまぁ出てる人たちがいいので。特に本蔵とお石がよかったけど。

・千秋楽は床をガン見してたんだけど、視界の横でチラチラ動く本蔵の息遣いが完全に文字久さんの息遣いとシンクロしててバビった!勘十郎さんも文字久さんもすごい!

・山科の段は語るのむつかしいむつかしいと聞いていたけどただ聞いてるだけじゃよくわからなかったので売店で売っていた上演資料集の八代竹本綱大夫の語る山科閑居の段の芸談読んだけど、

 ◎始めの三味線のチーン、テーン、テーンの一撥一撥の間がむつかしいわかる

 ◎「人の心奥深き」の「き」がめっちゃむつかしいふーん

 ◎「奥深き、山科」と「奥深き山科」どっちで語るか悩むよね本をそっ閉じ

ってな感じで読んだところでさっぱりわからないことが序盤でわかるので、同じ思いをしたい人は上演資料集買うといいよ!1,300円だよ!

十段目

天河屋の段

・歌舞伎では「これはきっと義平ってお役のための場なんだろうな」と思えるんだけど、文楽だとその義平の見せ場もさほどないし、この段の意味なんなの。

・由良助のミロのヴィーナスさ。

・こってり藤蔵さんの後の清友さんってバランスいいな。この段は清友さんだけ楽しめばいい。

・清友さんも最近若手養成ギブス役仰せつかってるけど、もうそろそろ松香清友が聞きたい。大好きなんよ…松香清友…。

十一段目

花水橋引揚の段

・これも天河屋の段と同様やる意味あるの?

・歌舞伎は討ち入りの場面もしっかりあるし場として見せる演出もしっかりなされてるけど文楽全然だし大阪でやったとき端折ったのも納得。

・玉翔最低玉翔最低玉翔最低玉翔最低。国立劇場に叱ってもらえばいいの?

f:id:idontneedlovesongs:20161206205637j:image通しの戦友たち。ありがとう。

感想書くのも死ぬよ仮名手本忠臣蔵

 

2016.12.4(日) 1部2部 国立劇場 小劇場

2016.12.5(月)  2部 国立劇場 小劇場

2016.12.6(火) 1部 国立劇場 小劇場

2016.12.10(土) 1部 国立劇場 小劇場

2016.12.11(日) 2部 国立劇場 小劇場

2016.12.18(日) 2部  国立劇場  小劇場

2916.12.19(月) 2部  国立劇場  小劇場

 

 

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