国立劇場開場50周年記念 十一月歌舞伎公演 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 〈第ニ部〉

文楽の予習を歌舞伎でするよシリーズ二ヶ月目。今日は七段目までのお勉強でございます。

今月はじゅふたんをLOVEる会会員による忠臣蔵。期待しかなかったんだけど、雀右衛門さん&又五郎さんの演じたおかると平右衛門の兄妹愛が素晴らしすぎてじゅふたんをLOVEる会会員の皆さまがかすれてしまった。私が見た日にじゅふたんが劇場で観劇してた情報もあり、会員様たちが浮ついていたのかもしれない。

「もう来月の文楽は見なくてもいいかな…」って思っちゃうほどの確かな満足。

私は自分でチケット買って観に行った歌舞伎がラスト亀治郎が勘平を演った仮名手本忠臣蔵で、その演出の違いも面白かった。五段目の定九郎の演出ももっとこってりだったし勘平の腹を切るシーンも亀治郎さんのは茶釜(?)の方を向いてこっそり腹を切ってたんだよね。個人的にはそっちの方が好きだったんだけど、今回の演出の方が『THE 歌舞伎』って感じだった。みんな違ってみんないい。

先月今月どちらも良かったので来月もゴキゲンだぜパーリーナイな出来を期待しております。

 

以下便所の落書き垂れ流し。

 

浄瑠璃 道行旅路の花婿

文楽ではこれないのね。

錦之助さんと菊之助さんというオペラグラスで見てもがっかりしないメンたちの舞踊劇。眼福。お二人いつまでも美しくいてください。

・清元連中は歌舞伎でしか聞いたことないけど大阪で勘十郎さんがやった清元文楽が評判良かったのでいつか東京でも観れる機会があったらいいのになー。

・清元の太夫さんって語ってないときは手を前で組んでてそれがちょっと萌えた。

・勘平と伴内かやり合ってる時の菊之助おかるの立ち姿が美しいこと。立ち姿の美しさは文楽は歌舞伎に到底かなわない。

 

五段目

・薄暗さ。すやみ。

・勘平の尺がいきなり短くなったよマイメン。

・弥五郎の着物いい。

松緑さんのこってり顔芸もこのくらいの尺だとちょうどいいね!

・落語『中村仲蔵』の五段目感は獅童さんの方があったなー。頑張りますっ!的な。

・イノシシの動きうまいな。

 

六段目

・うーんおかるが駕籠に押し込まれるまでが長いなー。ダレる。

魁春さんのメイクは見るたびそれは正解だと思ってやってるのか問いたくなる。

文楽のフライヤー見てると判人源六が載ってないんだけどこの役ないの?結構大事な役じゃね?

・パパんの亡骸が到着してから勘平が腹を切るまでのおかやママの演技が素晴らしかった。心の動きの激しさを演じるの東蔵さん上手い。

 

七段目

・おかるの顔がいきなりでかくなったよマイメン。

・たぶん祇園に来ていいもん食ってる。

・外見だけだったらそりゃ菊之助おかるの方が150%美しいわけですが、なのに仕草と表情で最終雀右衛門さんの方が可愛らしく感じちゃうわけですよ!全世界のブスは雀右衛門さんに学べ。

・出から目を引く又五郎さん。足軽なのに華があり過ぎる。

・観客のキッチーを待ってました感。

・今日をもってキッチー以外の大星由良之助を受け付けない体に。

義太夫もっと聴きどころあるのかなと思ったらそんなでもないのねがっかり。葵太夫さんもなんかパッとしない。

・種くんちょっと身長が低すぎるな…。

・パンフレットのこの文章にへぇーと。

「歌舞伎の「七段目」は文楽と比べても、かなりふんだんの入れ事に満ちている。とりわけおかると平右衛門のくだりは、初めて文楽で見た時はその簡明直截に驚いたものだ。文楽の『忠臣蔵』では、なんといっても「九段目」が最も重い場面として聳える。ついで「四段目」「六段目」で、掛合形式による「七段目」は、ことばがきわめて多く、物語性のうすい特殊な場面となっている。そこへいくと歌舞伎では「七段目」を通じ上演中の最も中心となる場面に据えているといってもいい。」

 

f:id:idontneedlovesongs:20161127161417j:image↑歌舞伎に金はかけない主義。2,520円でもこんなに良く見える国立劇場最高。

 

2016/11/23(水) 国立劇場 大劇場

 

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