義太夫節研鑽会 「若手素浄瑠璃の会」

喜一朗さん龍爾さんが立ち上げた勉強会の第1回公演。

これからの会のためまず運営について言及したい。

・予約手段が電話のみとはこれいかに。予約のしづらさは機会損失。

・開演時刻。18時って…。自分たちの最大顧客である年寄りだけに手厚いってまるで自民党政治みたいなことするな。若手会ならば尚更若い客=現役の勤め人も狙っていかないと。そうしたら開演は19時。譲って18時半。

・なぜ上演中にテメーんとこのガキの声を金払って聞かされなきゃいけないのかな?素浄瑠璃は音の芸能。運営側のプロ意識が低い。それが持てないのなら無料か投げ銭でやれ。

・足の悪い高齢の方が相当辛そうだった花園神社の社務所、次回は場所を変えたほうが…。

とまぁ想定内の不満の中、若手素浄瑠璃の会。

 

生写朝顔話  

明石浦船別れの段

小住太夫と龍爾さんとツレ弾きで燕二郎さん。

小住さんはダメな時は文字久太夫にそっくりになります。文字久さん風だけど経験値だけ小住さんのまま。いやーキツかった。途中から「帰りたい……」てそればっか考えてた。睦さんと喜一朗さんが続くから帰らないけど。本当に住太夫師匠に稽古つけてもらったのかなー?

龍爾さんは安心して聴けた。けど若手会なんだしもっとチャレンジしてほしかったなーと。もっとができる人だと思います。

 宿屋の段より大井川の段

睦さんは出来不出来かなり幅のある人なので毎回声を出すまではどっちか不安なんだけど今日はいい方の睦さんでした。

さっきの客阿曽次郎マジ?となってから以降の睦さんエロかったです。最高です。夏休み公演の団七以来の久々のエロ睦きました。素浄瑠璃の会行って毎回思うのですが太夫三味線は45分すぎた辺りからみんなエロくなるねやばいね。

あと今回、睦さんって落語家みたいに上下振って語るという癖を発見。頭の中に場面を映像化させて語ってるんだろうね。こういう発見楽しい。

喜一朗さんも普段さらっとこなしてさらっと終わる人って印象だったので途中からめっちゃキツそうに演奏してる喜一朗さんにびっくりした。喜一朗さんの三味線こんなにじっくり聴くの初めてだったのですがすっごく太夫の語りを聴いてるひとだなーと。いい女房感すごかったです。

燕二郎さんも懸命に頑張ってたよ。今回先輩方が自分のことでいっぱいだからフォローとか全然なくて燕二郎の経験値のなさが丸裸で、普段の公演はみんなに守られてんだなー燕二郎さんと思ったり。

終演後、喜一朗さんが挨拶。

今回の研鑽会結成の経緯を話してくれました。

本公演で一段ものを半分に切ることが太夫の身にもならない。自分たちの身にもならない。

一段通してやるためには太夫は太夫の段取り三味線三味線の段取りがある。どこかを端折らなければ、走らなければ「たっぷり」できない。それを繰り返して盛り上げていく。その「段取り」を身につける。

半分に切ってしまうとその中で見せ場を作ろうとして長くなってしまう。悪循環。
そして師匠の高齢化もあり稽古の機会を積極的に作っていきたい(今回も嶋太夫師匠、住太夫師匠にお稽古つけていただいた)。

お見送りしている喜一朗さん龍爾さんはきっと称賛の言葉ばかり掛けられたと思うけど、お客様誰一人嘘のない本当の気持ちを言ってると思うよ。

喜一朗さんと龍爾さんの熱い思いに感動しながら第2回目も絶対に行こうと心に誓って花園神社を去りました。f:id:idontneedlovesongs:20161022092201j:image↑終演後ダッシュして舞台をカシャ。見台ってフォトジェニックやね。

 

2016.10.19(水) 花園神社 社務所